みなさんバネ指って聞いたことがありますか?
一般的に、手指を曲げたり伸ばしたりする際に痛みを感じ、指が引っ張られたり、弾かれたりするような状態です。
この症状は、手指を多用する作業などで生じることが多いです。
例えばパソコンでひたすらタイピングをする仕事やハサミを常に使っている美容師さんなどです。
バネ指の主な原因は、手指を多用することによる腱や腱鞘の炎症です。
病院へ行くと炎症を抑える湿布や薬の服用、注射、場合によっては手術を行います。
当院へ来られた方も定期的にバネ指になるのでその都度、注射を打ってしのいでいたようですが、数か月するとまたバネ指の症状が発症していました。
当然、バネ指が発症している部分に問題はあるのですが、そもそもなぜその部分に炎症が起こっているのでしょうか?
指は曲がるために一本一本の指に腱が通っていて、それを引っ張ることで曲がります。
そしてその腱が通るガイドになるものが腱鞘です。
ざっくり言うと輪っかのガイドがついた釣り竿をイメージしていただくといいです。
釣り糸を引っ張ると竿がしなって曲がりますようね。
同じような理屈で指もこのように曲がります。
そして釣り糸は左右にずれないように輪っかのガイドを通っていますが、竿がねじれていたりすると釣り糸と輪っかがこすれます。
このような状態が指でも起こるとその部分に炎症が起こって腫れてしまい、動きの制限が出てくるです。
話を最初に戻すと、なぜバネ指が起こっているのか、ということですがそれは腕、肘、手首などいろいろな部分でねじれや歪みが出ているからです。
なのでバネ指を改善しようとすれば痛みの部分だけではなくて、腕や肘、手首など体を全体的にみてあげたほうがいいですよね。
もし、指のトラブルや手首、肘に違和感を感じているのであれば、お気軽にご相談ください。
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